大人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を完全刷新し、全4部作として生まれ変わった1作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』に続き、2作目の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の公開が来年初夏に決定した。  昨年9月に公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』はテレビシリーズの1話から6話まで。6話にあたる「決戦・第3新東京市」の“ヤシマ作戦”をスケールアップさせ描いた。主人公シンジが汎用ヒト型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンに乗って正体不明の敵、「使徒」と戦うことになったきっかけから、日本中の電力を箱根の一点に集め、シンジのエヴァ初号機が使用する武器、陽電子砲の起動エネルギーとするクライマックスまでを描いている。人類の運命がシンジの肩に掛かったとき、シンジの中で何かが覚せいを始める本作は興行収入20億円をたたきだし、国内DVDセールス60万枚を記録した。さらに、アメリカやフランスをはじめ世界25か国に配給が決定するなど大成功を収めている。  第2部の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』はシリーズの人気キャラクターのアスカとその乗機・エヴァンゲリオン2号機、そして新エヴァンゲリオンがついに登場する。また、未知のアイテムが続々と出現。もちろん、原作・脚本・総監督は庵野秀明が務める。完結編へと至る波乱の展開が始まる第2部はあらゆる常識をくつがえす物語とビジュアルだ。  続く、第3部『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:急』と最終話のタイトル、公開日は未定だがそれらにつなぐ第2部は全4部作のキーポイントともいえる重要な位置にあたる。