モデルの蛯原友里(28)が21日、台湾・台北市の内湖麗庭荘園で海外では自身初となるファッションショーを行い、“小蝦旋風”を巻き起こした。台湾で「小蝦」の愛称を持つ蛯原は現地到着時からパニック寸前のフィーバーぶり。ファンが現地空港に大集結したばかりか、イベントでは100媒体の取材陣が訪れるなど、2回目の上陸となった台湾でそのすさまじい人気ぶりを見せつけた。   ◇  ◇  「哈日族(ハーリーズ)」と呼ばれる日本好きが急増中の台湾で、エビちゃん人気が爆発した。  蛯原がCMキャラクターを務める資生堂「マキアージュ」と、英デザイナー、クリストファー・ケイン氏のコラボにより実現したショーの大トリを務めた蛯原は「台湾では“かわいい”のイメージが強いので、クールな私を見てほしい」とCM同様、黒のセクシー衣装で登場。100媒体にも及ぶ現地メディアら300人を魅了した。  2004年、資生堂「アネッサ」の広告で台湾に初登場すると、アジア人離れしたスタイルとキュートなルックスから人気に火がついた。現地大型書店が輸入していた蛯原が表紙の女性ファッション誌「CanCam」が完売したほど。日本語で“エビちゃん”を意味する「小蝦(シャオシャー)」の愛称も定着し、オフィス街には、髪形やファッションをまねた“エビちゃんOL”が急増したという。  渡台した20日には、空港に300人ものファンが集結。台北市内でのイベントにも、1000人を超えるファンが集まり、パニック寸前の状態。その様子は、現地新聞各紙の芸能トップを飾り、蛯原も「あんなに待っていてくれてるとは…。全然、実感がわかないです」と目を丸くした。  日本では伊東美咲ら5バージョンが制作されたCMも、台湾では蛯原のバージョンのみ放送。“日本代表”とも呼べる人気に、蛯原は「ほかのアジアの地域にも行きたい。モデル以外でも台湾でデザインの仕事ができたらな」とアジア各国への進出も宣言していた