フリーアナウンサーの山本モナ(32)との不倫疑惑を報じられた巨人・二岡智宏内野手(32)に対し、巨人の滝鼻卓雄オーナー(68)が厳罰を下した。10日、都内のホテルで行われた読売新聞社の会合に出席後、11日横浜戦(東京ドーム)から予定されていた1軍昇格を見送るよう指示したことを明らかにした。二岡はこの日、川崎市のジャイアンツ球場での2軍戦に出場。試合後、テレビカメラの前でファンに謝罪した。  不倫発覚から一夜明けても球団トップの怒りは収まらなかった。10日に球団が下した厳重注意処分。しかし、巨人の選手にあるまじき行為に滝鼻オーナーは1軍の“土”を踏ませなかった。  「巨人はただ単に技術的に良いから上に上げるのではなく、やっぱり巨人らしい選手を1軍で活躍させるところでないと。僕としては“ちょっと待て”と(球団代表の)清武くんに言ってある」  球団創設者の故正力松太郎氏の遺訓「巨人軍は紳士たれ」――。しかも二岡は昨年6月に長男が誕生した妻子ある身だ。普段は温厚なオーナーがここまで怒りをあらわにしたことが事態の大きさを物語っていた。